こんにちは!じゃむまる(@jammaru_lab)です。
このブログでは、NFTで経験して学んだことやNFTプロジェクトなどの最新情報を発信していくブログです。

これからNFTクリエイターとしてNFTを作っていきたいんだけど独自コントラクトで作ってみたい!作り方が全くわからない!



独自コントラクトを使うメリットやデメリットなども解説していきます!
・NFT投資の実績は5000円から含み益1000万越え
・様々なNFTプロジェクトに参加し、OpenSeaのTrendingのランキングで世界一位を獲得経験あり
・HamCup DAOのコミュニティマネージャー
今回は独自コントラクトと共有コントラクトの違いについてと独自コントラクトNFTの作り方について解説していきます。
まず、独自コントラクトは何か知らない人も多いと思います。
独自コントラクトとは、ユーザーが自分で作成したスマートコントラクトのことです。
僕はNFTを作るときは大体独自コントラクトで作るようにしています。
そちらの方がメリットが大きいと思っているからですね。勿論独自コントラクトを使うのもデメリットもあります。
今回は独自コントラクトを使うメリットとデメリットを解説しますので是非NFTクリエイターの方はNFT作成の参考にしてみてください。
- 独自コントラクトとは
- 独自コントラクトと共有コントラクトの違い
- 独自コントラクトを使うメリット・デメリット
- 独自コントラクトの作り方 (Thirdweb編)



本記事は独自コントラクトでNFTを作りたいと思っているNFTクリエイターの方向けに作り方などを分かりやすく解説していきます。
スマートコントラクトとは


スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で動くプログラムの事です。
Solidityというプログラミング言語を用いて開発する必要があります。
しかし、全て自分で開発するのは流石にプログラマーの方じゃないと出来ないので今回はノーコードツールを使って作っていきます。
独自コントラクトとは


独自コントラクトとは、自分自身のウォレットアドレスを契約元として作成したコントラクトの事です。
独自コントラクトは、自分自身のウォレットアドレスを契約元にして「NFTに関する手続きコントラクト」を全て自分自身で行っているケースを指します。
独自コントラクトと共有コントラクトの違い
まず、独自コントラクトで作られているひつじさん(@hituji_76)のKumappuという作品とOpenSeaの共有コントラクトで作られているNFTを比較して違いを見てみましょう。
独自コントラクトと共有コントラクトの違い




二つを比較してみると、独自コントラクトはContract Creatorが作成者の物になっていますが共有コントラクトはOpenSeaのウォレットアドレスになっています。
また、TOKEN TRACKERは独自コントラクトはKumappuとなっていますが、共有コントラクトはOpenSea Shared Storefront (OPENSTORE)となっています。
見分け方としてEtherscanに行って上記のところを確認してみてください。
では何故独自コントラクトにする人が多いのかは下のメリット・デメリットのところで解説していきます。


独自コントラクトのメリット・デメリット


本気でNFTプロジェクトをするのであれば、独自コントラクトは使うことをおススメします。
まずは、メリットを解説していきます。
メリット①:プラットフォームの制限を受けない
これは僕が独自コントラクトを推している理由の中でもとても大きなものです。
共有コントラクトは言わばOpenSeaのコントラクトを借りているようなものなのでOpenSeaがもし、一つのコレクションで10個しかNFTを作れないよという制限をかけられてしまった場合、それ以上のNFTを作成することが出来なくなってしまいます。
そんな事はほとんどないと思いますが、OpenSeaの共有コントラクトだとリビールなどの機能は使えないものとなっているのでプラットフォームの制限を受けないというメリットはとても大きなものなのかなと思います。
メリット②:複数のマーケットプレイスで販売可能
OpenSeaの共有コントラクトでNFTを発行した場合、OpenSea以外のマーケットプレイスで販売するのは難しくなります。
しかし、独自コントラクトであれば、複数のマーケットプレイスで販売することが出来るようになります。
メリット③:NFTのブランディングにもなる
独自コントラクトで作っているだけで、NFTのブランディングになると僕は思います。
実際、大型プロジェクトや人気一点物NFTを見ると大体独自コントラクトで作られていることが多いです。
僕は一点物を買う時に独自コントラクトであるかどうかも見ていることが多いです。
何故なら独自コントラクトは永続性があるから。それは僕にとってとても大きなものになっています。
僕がホルダーのICHIYA Calligraphy Collection (ICC)も独自コントラクトです。
とても大きなブランディングになっていると考えています。


メリット④:取引の内容が見やすい
正直これは本当に独自コントラクトの良い所です。
どういうことかと言うと、OpenSeaの共有コントラクトでNFTコレクションを作って取引をしてしまうとOpenSeaの共有コントラクトで作っている取引が全部一緒にされてしまうので自分たちのコレクションだけの取引を見ることが出来ないのです。
しかし、独自コントラクトでNFTコレクションを作り、取引をすると取引の内容が全て一括で見ることが出来るのです。
例えば、ホルダーのウォレットアドレスと持っている数を知りたい時がありますよね。


そうすると上記のように全部データを見ることが出来て収集することも出来るようになります。
CSVファイルとして入手することが出来るのでスナップショットを取ることもできます。



自分のコレクションにAL配布をしてくれるときに独自コントラクトであれば、スナップショットがとても取りやすいです!めちゃくちゃ便利!
では、次は独自コントラクトを使う際のデメリットを説明していきます。
独自コントラクトでNFTを作りたいと思っている人はデメリットも必ず知った上で作りましょう。
デメリット①:手間がかかる
何も知らずに一から独自コントラクトNFTを作成することは、プログラマーの方で無ければまず無理だと思います。
Solidityの知識などが必要になってくると思うのでお勧めはしません。
プログラマーの方ではないNFTクリエイターの方で独自コントラクトNFTを作りたいと思っている人は本当に多くいると思います。
その人たちに僕がおすすめしているのはThirdwebなどのノーコードツールです。
ノーコードツールを使えば出来るだけ手間を省くことが出来るので是非使ってみてください。
今回はThirdwebを使って独自コントラクトNFTを作成していく手順も後に説明しますので最後までお読みください。
デメリット②:ガス代がかかる
独自コントラクトNFTを作るときのデメリットとしてガス代が掛かるというのがあります。
これは無視できない問題だと思います。NFTクリエイターを初めて試しにNFTを作るのであれば共有コントラクトで作ることをおススメします。
独自コントラクトでガス代が掛かるタイミングはデプロイ時とNFTのMint時です。
デプロイはThirdwebで行うと平均0.02ETHから0.07ETH程かかります。これは時間帯によって変化していくため、ガス代が安い時間を狙ってデプロイしましょう。
そしてNFTのMint時にガス代が掛かります。これは平均0.002ETHから0.01ETH程かなと思います。
それ以外にもガス代が掛かる時があるのでガス代をかけたくないという人は共有コントラクトで作るのをおススメします。



まずNFTを作ってみたいと思う時はガス代をかけたくないから共有コントラクトで作ったほうがいいね!本気でする時は独自コントラクトだね!



そうですね!!本気で作るときはガス代を掛けてでも独自コントラクトで作ることをおススメします!!(あくまで個人的な意見です。)
独自コントラクト一点物NFTの作り方(Thirdwebで作る方法)


独自コントラクトでNFTを作る方法を徹底解説していきます。
今回の作り方はジェネラティブNFTではなく、一点物NFTを独自コントラクトで作る方法です。
今回使うThirdwebとは、ノーコードでコントラクトをデプロイできるサービスです。
作成したコントラクトは全て独自コントラクトになります。
metadataをIPFSへアップロードしてくれるのでとても便利です!!
- Goerli ETHを調達する
- Thirdwebでコントラクト作成
- NFTをMintする
- OpenSeaで確認してページを編集する
- これまでの作業をEthereum Mainnetで本番を行う
Thirdwebのページは全て英語です。
しかし、もしGoogle翻訳を使っている場合は使うことをおススメしません。
理由は、翻訳した状態で後に行うデプロイなどのボタンを押した場合ページがエラーを起こし入力内容が全て消えるためです。
今回の記事は出来るだけ分かりやすく解説しているので翻訳は使わずに作業をしてください。
①:Goerli ETHを調達する


まず、テストネットにデプロイしてテストします。
その際に、使用するのがいつも使っているETHではなくGoerliネットワークのETHです。
テストネットを利用したことが無い人は事前にデプロイに必要なGoerli ETHを調達しておきましょう。
下のサイトから調達できます。
調達の方法は上の画像のEnter your wallet addressと書いてあるところに自分のウォレットアドレスを入力してSend me ETHを押しましょう。
そうするとGoerli ETHが送られてくるのでMetamaskでGoerliネットワークに変えて届いているか確認しましょう!!
②:Thirdwebでコントラクト作成
まず、Thirdwebのサイトに行ってConnect Walletを押してウォレットを接続してください。


View Contractsを押す


Deploy Contractを押す


NFT Collectionを探して押す


Deploy Nowを押す


入力事項を入力してDeploy Nowを押す


Deploy Nowを押すとウォレットが起動してガス代を要求されると思いますので払える金額であれば確認ボタンを押してトランザクションを通しましょう。
ガス代は時間帯によって変化することがあります。平均的に夕方や朝は安いのでその時間帯でデプロイしましょう。
③:NFTをMintする
ダッシュボードのNFTsを押す
コントラクトの作成が完成するとダッシュボードが開きます。下記のようなダッシュボードが開けば成功しています。


Mintを押す


入力事項を入力してMintを押す


Nameには名前をMediaにはNFTの画像をDescriptionには概要をPropertiesには自分の設定したいものを書いてください。
Propertiesはここに反映されます。上記の例で書くと左の欄にFoodを書いて右の欄にJapanese Sweetsと書くようなイメージです。


Mintを押すとガス代が提示されますので確認を押しましょう。
すると時間が経つとトランザクションが通ってNFTのMintが完了します。
④:OpenSeaで確認してページを編集する


コレクションの中で一つNFTがMintされると自動的にOpenSeaに反映されてコレクションページを確認することが出来るようになります。
では確認してみましょう。今回はテストネットでデプロイしたので普段使っているOpenSeaで検索をかけても出てきません。
今回使うOpenSeaのリンクはこちらです。
https://testnets.opensea.io/ja
テストネット用のOpenSeaから確認することが出来ます。
テストネット用OpenSeaでコレクションページを探す方法


Thirdwebのダッシュボードの上記の所をコピーしてください。
それをテストネット用OpenSeaの検索欄に貼り付けて検索をすると下記のようにコレクションページを確認することが出来ます。


ページに飛んでコレクションページを編集する


②から④の作業をEthereum Mainnetで本番を行う
本番をEthereum Mainnetで行う必要があります。基本的に前にやったテストネットにデプロイした作業とほとんど同じになります。


②の場所を必ずEthereum Mainnetに変えてください。
Ethereum Mainnetになるとガス代として普段使うETHを使うことになりますので必ず事前に持っておいてください。
必ずデプロイする際はミスが無いか確認して下さい。
コレクションページを編集する際は普段使っているOpenSeaでコントラクトアドレスを検索するとコレクションページを編集することが出来るようになります。
必ず一つNFTをMintしてから検索してください。
以上でThirdweb上での独自コントラクトの作り方を説明しました。
まとめ:本気でNFTを作るのであれば独自コントラクトめっちゃおススメ!


NFTクリエイターの方で本気で一点物のNFTを作りたいと思っている方は独自コントラクトで作ることをおススメします!
今回の記事で紹介したことをまとめます。
- 独自コントラクトは、ユーザーが自分で作成したスマートコントラクトのこと
- メリット:NFTのブランディングにもなる
- デメリット:手間がかかり、ガス代が掛かる。
- 独自コントラクトを作るにはThirdwebが便利
今回は独自コントラクトを使うメリット・デメリットを解説しました。
個人的な意見としてはメインコレクションは独自コントラクトでサブコレクションは共有コントラクトみたいな使い分けもいいのかなと思います。
独自コントラクトでNFTを作るのは最終的にNFTクリエイターの貴方が決めますのでこの記事は一つの参考になればと思います。
是非NFTを作ってみましょう!!


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